こだわりがあるようでない、ないようである
こんにちは。
ゆるイラストレーターのDOTです。
私はこのブログで散々、
「イラストスクールに通ってた時代はスーパー劣等生だった」
というお話をしました。
本当に「スーパー」が付くほど劣等生だった(と思う)んですが、
劣等生なりに「ここはいいね」とホメられるところが唯一ありました。
それは…
色使い
です。
私、色使いに関してはほとんど悪いことを言われたことがないんです。
↑特に一番上の作品とかほんとにお恥ずかしいぐらいかなり前のものなんですが(笑)
この頃よりも前から色の使い方とかはすごく良いとおっしゃってもらえることが多かったです。
なんで私が色使いは得意だったのかな~と考えた時に思ったことがあります。
それは
こだわりがあるようでない、ないようである
ということです。
具体的に言うと、自分なりのルールは持っていました。
「例えば隣り合うものにはなるべく違う色を使う」とか
「できるだけたくさんの色を使う」とか。
その辺のルール的なものは「こだわりがある」ことだと思います。
一方で
常識にとらわれない色も使っていました。
例えば髪の毛の色とか。
大抵黒や茶色系を使うんですが私は赤とか青とか緑とか平気で(笑)使ってました。
お仕事の依頼物になるとその辺の制限は少しありますが、
自分の作品や自由度が高いお仕事の場合はできる限り自由に色の組み合わせをしていました。
その辺の常識にとらわれない色使いは「こだわりがない」ことだと思います。
その「どっちもあるし、ない」みたいな
少しふわふわしてるぐらいの感じ が私はとても好きでした。
自分の中で気持ち的にもバランスが取れている気がして、
そこが上手く表現できてたのかなぁと思います。
もちろん今でもこの感覚や色使いは残っていますが
それと同時にまた少し感覚が変わって
今はいかに色数を減らすか、ということも考えながら作品を描くことが多いです。
今までやってきたこととは間逆に近いことをしてるんですが
それがまた難しくもあり、楽しみながら描いています。
これからまた少しずつテイストも変わってくると思うのでどうなるか自分でも楽しみです(^^)